TAPMATIC シンクロフレックスⅡ(Synchro flex®Ⅱ)

TAPMATIC シンクロフレックスⅡ(Synchro flex®Ⅱ)

TAPMATIC

工作機械でタップ加工する場合、高精度な加工はリジッドなホルダーを使用します。

しかしながら、切り込み面にタップがアプローチする際に、微小ではありますが誤差が生じ、タップへの応力が増大します。その結果、タップの寿命が短くなります。

シンクロフレックスⅡはその応力を軽減し、且つスルークーラント機構を取り込みました。

特長

特殊バネ機構

シンクロフレックスⅡは特殊バネ機構で、タップ加工時の誤差を吸収し、タップ工具の寿命を比較的長くすることに成功しました。

タップ加工

タップ加工では、アキシャル応力のみならず、ラジアル及びねじり応力も発生します。
その3種類の応力をシンクロフレックスⅡは吸収します。
右の図は、その応力のFEM解析です。
アキシャル方向へは+/-0.5mmの吸収しろで応力を吸収します。

加工例:6061アルミニウムにM6タップを18mm深さ

実例1
材料42CrMo4V 650N/mm2
タップM8 x 1
寿命一般ホルダー→1000タップ

シンクロフレックスⅡ→2400タップ
実例2
材料CF8M
タップ#10-32
寿命一般ホルダー→72タップ

シンクロフレックスⅡ→216タップ
寿命の差は歴然、タップのコストのみならず、マシンのダウンタイムも考慮すると
更なるコストパフォーマンスが見込まれます。