LOSMA ミストコレクター ガリレオ エクストラ

LOSMA ミストコレクター ガリレオ エクストラ

LOSMA

静圧性能を向上させた新モデル

DXで先を行くミストコレクター

目詰りを見える化 → デジタルトランスフォーメーション

X-VIEW デジタルトランスフォーメーション

目詰まり状況をデジタル出力するX-VIEW
特許取得

  • フィルターの目詰まりをモニター
  • 吸気機械側のダクト目詰まりをモニター
  • モニター結果をLEDで表示
  • モニター結果をデジタル信号で出力

ミストコレクターのフィルター寿命は定期的にメンテナンスすることでおおよその目途が付きます。
しかしながら定量的な判断をすることが困難で確認する作業者によってもバラツキが生じます。
クーラントで汚れたフィルターを取り出して調査することも多くの労力が必要です。また吸気側のダクトの目詰まりを調査することも困難といえます。
X-VIEWはLED出力とIoT出力タイプがあります。IoTタイプでデジタル出力することでフィルター、ダクト共に目詰まり状況を定量的に判断することができ、且つメンテナンスタイミングの傾向をつかむことができます。

ガリレオGXなら多数の工作機械の目詰まり状況を
デジタル出力で一括管理することができます。

吸引力UP

吸引力が約2~5倍UP、ダクト、HEPAフィルターの損失も十分カバーできる

■ GX1000/GP1000 性能曲線

モータの仕様を変更、タービンの形状を変更

従来品GPと比較して吸引力を大幅にUP!

コンパクト

シンプル設計  コンパクト軽量

GX1000で本体重量39Kg!!

ハイブリッドフィルターで高寿命

他社製と比較したストレステスト

下のグラフは、実際のアプリケーションより過酷な負荷を加え、リアフィルタの詰まりにより送風量が減少していく様子を調べたデータです。テストでは、スプレーノズルにより毎時1.5リットルのクラン卜(カスト口ルケアカットES3/不水溶性)を吸込み口に噴射、8時間ごとに送風量を測定しています。
GX1000は同等サイズの他社製に比べ、風量の減少率が低い結果となりました。これは、リアフィルタ手前のサイクロンによるドレン排出システムの効果により得られた結果です。

■ GX1000/ 他社製 ストレステスト

捕集効率の向上

他社製と比較した捕集効率

下のグラフは、吸込み側と吐出側にダクトを設置してミストコレクタの前後で流れているエアのサンプルを採取し、10μm, 4μm, 2.5μ, 1μm のフィルタを通過したサンプルの1m3当たりの粒子の重量を測定してミストコレクタ前後の粒子重量の比率を計算したものです。
使用したクーラントは、カストロールケアーカットES3/不水溶性です。GX1000は同等サイズの他社製に比べ高い捕集効率を達成、及びガリレオ Plus GP1000と比べても捕集効率は若干向上しています。
ガリレオ エクストラはガリレオ Plusより高い捕集効率を得るフィルタを採用しています。

■ GX1000/GP1000/他社製 捕集効率

特長

静圧性能曲線で見る旧モデルとの比較

ガリレオ エクストラは静圧性能を向上させた事で、吸込みダクトホース、プレフィルタ、アフターフィルタなどを通過する時の抵抗により発生する圧力損失に対して強くなり、結果として同サイズのガリレオ Plusよりも大きな送風量を得ることができます。
■ GX250/GP250 性能曲線
■ GX500/GP500 性能曲線
■ GX1000/GP1000 性能曲線
■ GX2000/GP2000 性能曲線
■ GX3000/GP3000 性能曲線

構造

機械から吸い込んだミストエアーはフロントチャンバーに運ばれ、サイクロンの遠心力でミストが液状化し、螺旋のガイドを伝わりドレンから排出されます。吸い込んだミストエアーはドレンとリアフィルタを通過して排出されます。

仕様

ミストコレクター ガリレオ エクストラ 仕様表

型 式 送風量 m3/h※1 推奨最大
キャビン容積
m3/h ※2
モータ
定格出力 KW
(AC200V 50Hz/60Hz)
モータ
効率クラス
重量 kg
50Hz 60Hz 50Hz 60Hz
GX250 232 268 1.9 2.2 0.18 IE1 15
GX500 503 570 4.2 4.8 0.37 20
GX1000 969 1172 8.1 9.8 1.5 IE3 39
GX2000 1740 2100 14.5 17.5 2.2 47
GX3000 2400 2900 20.0 24.2 3 71
  • 注意事項
    ここに記載の送風量は、吸込みダクト等による損失を一切考慮していない数値です。
    ミストコレクタを機械の上に直接設置して短いダクトでキャビンの天井に接続した場合以外は、記載の送風量は減少します。損失の要因となるのは、長いダクト、曲げたダクト、オプション品であるGガードPlusやGクリッパの装着や、機械内部の吸込み口に設けた金網などがあります。詳細は別途お問い合わせください。
  • 機種選定方法
    LOSMA社では、工作機械のキャビン内の空気を1分間に最低2回入れ替える送風量の機種を選ぶことを推奨します。
    (例)GP250を50Hzで運転した場合 232m3/h=232/60m3/min.=3.87m3/min.
       この送風量で1分間に2回入れ替えられる最大容積は、3.87/2m3≒1.9m3になります。

標準装備

フィルタ詰まり検出センサー エックス・ビュー(X-VIEW)
特許出願中

エックス・ビュー 商品ページ

吸込み口の静圧を監視する事で、下記を検出します。

吐出側のリアフィルタの詰まり具合
機械と接続しているダクトホースなどの吸込み側の詰まり

検出した状況は3色のLEDの点灯/点滅の組合せにより、リアルタイムに表示します。
また、フィルタ交換無しで稼働時間が15,000 時間(交換推奨時間)に達したら、フィルタ交換を促す表示をします。
センサーには別途DC24Vを供給してください。また、オプション品として、LED表示の代わりに3個のリレー出力の組合せで詰まり状況を知らせるIoTバージョンも準備しています。

オプション装備

Gクリッパ

標準のリアフィルタだけでは取り切れないファインミストや油煙が発生する時に使います。後付けも可能です。

GガードPlus

切粉などを大量に吸込んでしまうアプリケーションでは、洗浄可能な金属フィルタ装備したプレフィルタであるGガードPlusを使用します。GガードPlusを使うと吸込み口が横向きになり、吸込みダクト内で液化したクーラントを排出するドレンポートも付いています。

GX3000以外

GX3000用

水平ダクトユニット

機械に接続した吸込みダクトが上方から降りてくる場合、吸込み口が下向きに出ているガリレオ エクストラに直接つなぐとダクトがU字形に垂れて、最下部ではダクト内で液化したクーラントが溜まって送風路を塞いでしまいます。水平ダクトユニットを使うと吸込み口が横向きになり、最下部に設けたドレンポートから液化したクーラントも排出できます。

本体寸法表

ミストコレクター ガリレオ エクストラの製品ラインアップ

機械容積により、5種類のタイプからお選びいただけます。

型 式 A
取付け穴ピッチ
B
取付け穴配置角度
C
吸込み口直径
D
吸込み口高さ
E
トータル高さ
F
ドレン口直径
G
ボディ直径
GX250 330 120 78 79 410 25 280
GX500 400 120 98 81 474.5 25 351
GX1000 490 120 148 88 593 25 440
GX2000 530 120 148 88 631 25 480
GX3000 560 90 198 88 681 25 510
本体寸法図

オプション品使用時寸法表

型 式 H
Gクリッパ直径


I
ガリレオエクストラ
着荷部高さ
GガードPlus
J
本体+
Gクリッパ高さ

K
ガリレオエクストラ
着荷部高さ
水平ダクトユニット
GX250 254 93 (698) 81
GX500 315 113 (732) 109
GX1000 380 163 (940) 176
GX2000 380 163 (990) 176
GX3000 460 213 (1024) 251

※J 寸法は、シール材のつぶし代により多少変化します。