Fischer アプリケーション例 研削仕様高圧クーラントスルー

Fischer アプリケーション例 研削仕様高圧クーラントスルー

FISCHER

小径ツール内研加工の生産性向上

特長

高圧クーラント対応の研削スピンドル

研削加工(内研加工)で、やけ/われ/加工精度不良などでお困りではありませんか?

  • 特に高速スピンドルの構造上高圧クーラントスルー供給が困難です。(一般的には最大1MPa程度)
  • 低圧クーラントでは、本来の目的であるワークの冷却および潤滑機能を果たさない可能性があります。
  • 砥石径が小さい場合、供給穴も小さくなり流量を確保するためには高圧クーラントが必須です。
3MPa

FISCHERの研削スピンドル高速120000min-1スピンドルなら
一般的なスピンドルの3倍の圧力でクーラントスルーが可能です。
FISCHERの軸芯冷却技術をクーラントスルー用のロータリージョイントに適用、高圧のクーラントスルーを実現しました。

高圧クーラントスルー技術

FISCHER独自技術(ギャップシール)採用により高圧の
クーラントスルーを実現。
定評のある軸芯冷却スピンドルで培った技術です。

最大7MPa (高速スピンドルは3MPaまで)対応可能です。

スピンドル高速化を可能にする潤滑技術

高速回転時
ベアリング内に直接オイルエアを吹き付ける
ダイレクト潤滑システム(DLS)で、潤滑不良を抑制します。

大径ベアリングの高速化も可能です。

スピンドル高速化のアドバンテージ

  • 加工能率をあげる。
    時間当たりの研削量を増やすことができます。
    例)90000rpm  120000rpm 送り速度を1.33倍にすることが可能。
      =加工が早く終わるため、生産効率を上げることが可能です。
  • 送り速度を一定にした場合、砥石1回転あたりに研削する体積が少なりなり、砥石にかかる負荷が低減されて寿命を延ばします。
    例)1個の砥石で4100個ワークが研削可能だった場合、
      およそ18%増し5000個の研削が可能になった実例があります。
      ドレスのインターバルが伸びることで砥石交換の頻度が少なくなり、
      機械のダウンタイム、作業者の手間を減らすことが可能です。
  • 小径内面研削加工の場合、砥石の十分な周速を得ないと適切な研削性が得られません。
    小型スピンドルで高速化することはできますが、クイル(アーバー)が細くなり共振点が低くなるため実用できません。
    剛性を確保したまま高速回転可能なFISCHERスピンドルなら、適切な加工が実現可能です!

仕様

MFM-10120/17 HJND-60 CTU 諸元例

ハウジング径 (mm) 100
長さ (mm) 209
最高回転数 (rpm) 120,000
重量 (kg) 25
最高モータ周波数 (Hz) 2,000
出力 S1 (KW) 2
出力 S6 60% (KW) 2.3
トルク S1 (Nm) 0.16
トルク S6 60% (Nm) 0.18
クーラントスルー圧 最大3MPa
潤滑 オイルエアー